スティーヴン・スピルバーグ監督が、ジョン・スタインベックの39年の名作「怒りの葡萄」の映画化作で、プロデュースを担当する。彼の製作会社ドリームワークスが映画化することが決定した。30年代の中西部を舞台に、不況と土地の荒廃にあえぐオクラホマの農場労働者たちの苦闘と不屈の精神を描くもの。この原作を40年にジョン・フォード監督、ヘンリー・フォンダ主演で映画化した「怒りの葡萄」は名作で、アカデミー賞で監督賞と、主人公の母親を演じたジェーン・ダーウェルの助演女優賞を受賞している。スピルバーグがどのような視点で再映画化するのか、また監督は誰になるのかに要注目だ。
photo by Alex Kazanegras