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カンヌ映画祭 レポート5

ジェームズ・フランコ
最新監督&主演作が上映


「スパイダーマン」シリーズや「猿の惑星:創世記」などでおなじみのジェームズ・フランコ。近年は「127時間」でアカデミー賞主演賞候補となって、演技派俳優としても評価が高いが、彼のもう一つの顔が監督だ。今製作中や短編までも数えると監督作20本にもなる。コロンビア大学やニューヨーク大学で映画製作を学んだインテリでもある彼の最新監督作「アズ・アイ・レイ・ダイイング」(As I Lay Dying)が、今年のカンヌのある視点部門に選ばれて5月20日夜に上映された。
 これはウィリアム・フォークナーの同名小説を、マット・レジャーと共にフランコが脚色し、監督&主演した注目作。1930年代、アメリカ南部ミシシッピーに住む貧しい農家バンドレン一家の物語。3人の男兄弟とその妹と父親が、母親の棺をある場所に埋葬しに旅に出るというもので、フランコ監督は時折スクリーンを2分割にして2つのカメラからの映像を組み合わせたりと、なかなか見せる。旅の途中、兄弟の一人が足に怪我をして切り落とすという苦しい場面もあるが、家族の絆をしっかり描いている。フランコも3兄弟の一人として熱演も見せるので、ファンにはたまらないはず。
 カンヌでもフランコの人気は抜群で、上映前の舞台挨拶には、彼と共にティム・ブレーク・ネルソン、ベス・グラント、アーナ・オライリーが壇上にあがって拍手を浴びた。さらに上映後のロビーではファンに囲まれてサイン攻めも見られた。これからますます映画監督としてのジェームズ・フランコから目が離せない。来年はコンペティション部門へのエントリーを狙っているに違いない。

写真:ある視点上映会場にて、ジェームズ・フランコ監督(左端)

カンヌ国際映画祭2013 Report by 岡田光由

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