イギリス発のハードボイルド小説“ジャック・リーチャー”シリーズを原作にしたアクション大作「アウトロー」の記者会見が1月9日、都内で開催された。
主演のトム・クルーズ、ヒロインを演じるロザムンド・パイク、クリストファー・マッカリー監督が登壇した。

主役の“ジャック・リーチャー”について「サムライのスピリットを持っている、西部劇に出てくるような男。人の味方で、知的で、肉体的にも訓練されている男で、デジタルな時代に住んでいるアナログ人間なんだ。演じたくてしょうがないぐらい魅力的な役だったよ。」と熱く説明した。
また、特別なアプローチをしたというカーチェイスのシーンでは、車8台をダメにして1台しか残らなかったことを話してくれた。

プロデューサー業について聞かれると、「キャスティングにも口は入れたけど、監督が素晴らしい“見る目”を持っているので、それを信頼して任せていたよ。これは僕の映画ではなくて、私たちスタッフ全員が作った我々の映画なんだ。クルーを尊敬して、みんながベストな状態で仕事できるように、チームとしてまとまってベストなものをつくれるように心がけていた。」と語った。

そんなトムについてロザムンド・パイクは、「これだけ映画を愛する気持ち、熱意を持っている方だから周りも影響を受けるんです。もちろん、私も大いに鼓舞されました。これだけ経験や知識があるのに、常に学びたい挑戦したいという気持ちを持っているのは本当に素晴らしいと思います。」と尊敬の気持ちを明かした。
また、「トムとクリス監督は素晴らしいコラボレーションをしていて、友情も深いんです。そこに入るのは恐れ多かったけど、追いつけるように頑張りました。撮影前にホテルで3人で脚本を読むことを10回ぐらい行ないました。」と撮影を振り返った。

監督は「トムと一緒に仕事をすると、映画を作っていてものすごく大変だけど、ものすごく楽しいという経験ができるんだ。現場で口論や対立になることはなく、2人で一緒につくるという楽しさを味わえたよ。トムは常に学ぼうという姿勢を持っている人。また、僕のやり方はこうだという押しつけを一切しないんだ。」とトムの魅力を話した。

会見では、トムが「実はクリスが『ミッション:インポッシブル5（仮題）』の監督をするんだ」と明言。「ここで何しているの？　早く準備に取りかからないと（笑）」とマッカリー監督をけしかけ、会場を沸かせた。


映画『アウトロー』は、2013年2月1日（金）より丸の内ピカデリー他全国ロードショー

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