従来の映画の概念を根底から覆し、映像革命を巻き起こした大作『マトリックス』三部作から10年―映画史を再び塗り替えるため、ウォシャウスキー姉弟監督×『ラン・ローラ・ラン』トム・ティクヴァ監督、異例の3大監督によって、デヴィッド・ミッチェル著作のベストセラー小説に基づき映画化された、感動巨編『クラウド アトラス』が、3月15日(金)に日本公開を迎える。
公開に先駆け、1月24日(金)に本作の脚本と監督を共同で務めたラナ・ウォシャウスキー(47歳)、トム・ティクヴァ(46歳)、アンディ・ウォシャウスキー(44歳)の3人の監督の来日が急遽決定した。
ラナとアンディのウォシャウスキー姉弟は2人揃っては2003年『マトリックス レボリューションズ』のPR以来10年振り、トムは2006年『パフューム ある人殺しの物語』のPR以来7年振りで、映画PRとしては、ウォシャウスキー姉弟は3度目、トムは2度目の来日となり、都内会場で実施される来日記者会見に登壇予定。
自信作をPRする貴重な来日となる。
3人は、「 “一緒に映画を作ろうか?”って最初はジョークみたいだった」と口を揃えて振り返る。
フィルムメーカー仲間であり、長年の友人で、一緒に映画を作りたいとかねてから考えていた。
世に二つと存在せず、誰もが幾度も繰り返し観たくなるような、破格の世界観を持つ作品を生み出したい。
そんな野心に燃えた3人がミッチェルの「クラウド・アトラス」に対して共通して抱いた情熱によって、3人はついにそれを実現させることに成功した。
英語圏でもっとも注目されている著者の最高傑作とまで高く評価されているこの小説の映画化にあたり、彼らはその型破りなストーリー展開に合わせるかのように、脚本と監督の仕事を分かち合うという、創造面におけるじつにユニークな連携戦略を採用した。
本作の舞台は、19世紀から24世紀。
過去・現在・未来にまたがる500年の間の6つのエピソードが、アトランダムに行き来するように見えて、実は完璧に計算された順序で描かれていく。
波乱に満ちた航海物語、幻の名曲の誕生秘話、原子力発電所の陰謀、人殺しの人気作家、伝説となるクローン少女の革命家、そして崩壊後の地球の戦いが交錯していく。
そこに生きる人々は、親子、夫婦、兄弟、恋人、友人、あるいは敵同士となっても、いつかはその愛を成就するために姿が変わっても惹かれ合い、何度も何度も出会っては別れ、争いと過ちを繰り返す。
主人公の人生は、悪人で始まるが、様々な数奇な経験を経て、ついには世界を救うまでに魂が成長していく。
その主人公を2度のアカデミー賞に輝く名優トム・ハンクスが、これまでのキャリアのすべてを注ぎ、時代を経る毎に変化を遂げてゆくキャラクターを演じ切った。
トム・ハンクスに続き、この挑戦を受けて立ったのは、ハリー・ベリー、スーザン・サランドン、ジム・ブロードベントら、アカデミー賞受賞の演技派スターたち。
さらにヒュー・グラント、ヒューゴー・ウィービング、ジム・スタージス、ベン・ウィショー、韓国が誇る若手女優ペ・ドゥナなど、国際色豊かな豪華キャストが、壮大な叙事詩を紡ぎ出した。
天才監督と豪華キャストの手で、いま、人生の謎が、解けようとしている。
映画『クラウド アトラス』は、2013年3月15日(金)丸の内ピカデリー他全国ロードショー
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