3Dアニメーション映画『フランケンウィニー』の来日記者会見が12月3日、都内で開催された。
ティム・バートン監督とプロデューサーのアリソン・アバッテが登場した。
監督は、本作は「自分が子供の頃に飼っていた愛犬との関係、思い出から来ているんです」と語った。
また、子ども時代に怪獣映画が好きだったことを明かし、「そういう意味でもこの映画は特別な作品ですね。」と話した。
奇妙で“キモかわいい”キャラクターたちについては、「実在の人間を参考にしています。おかしな先生たちもそうだし、生徒達も学校に本当にいた女の子たちや人に聞いた話などをモデルにしているんです。そこがこの作品を作る上でとっても面白いことでした。」と明かした。
死者を蘇らせるという“禁断”の手法については「これはあくまでもファンタジーなので、もしも実際に死んでしまった愛犬を生き返らせるかと言えったら、それは『NO』です。今回描きたかったのは、のは気持ちの上での絆、自分の愛するもの、大切なものへの思いなんです。」と作品に込めた想いを語った。
本作はストップモーションアニメ、すなわち1秒を表現するために24通りの動きを撮らなくてはいけないという非常に時間と手間のかかる手法で制作されているが、監督は「この作品の本当のヒーローはアニメーターたちです。本当に素晴らしかったと思います。」と作品を支えたスタッフへの感謝を述べた。
今回が初の来日となるプロデューサーのアバッテ氏は「作り手の頭の中のビジョンが最もピュアに表現される手法だと思っています。特にティム・バートン監督のような“映像作家”と呼ばれる監督にとっては、すごく向いている手法だと信じています。少しずつなくなりつつある手法だけど、もっと多くの人に使ってほしいです。」とストップモーションアニメの魅力を語った。
また、「一見奇妙な世界館だったり変なキャラクターが登場するんですが、あたたかい心が中心になっているんです。ユニークな、奇妙な見た目でありながら、共感できる人間らしい優しさがやどっているところが魅力だと思います。」とティム・バートン監督作品の魅力について話した。
最後に日本語吹替え版のボイスキャストを務めた「ハリセンボン」の箕輪はるかと、その「奇妙なクラスメイト」として「オリエンタルラジオ」の藤森慎吾と中田敦彦が来場した。
3人は“感電実験”でスパーキーのイルミネーションを点灯させ、監督へのクリスマスプレゼントとした。
映画『フランケンウィニー』は、12月15日(土)3D/2D同時公開
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