“スパイダーマン”“アベンジャーズ”“バットマン”・・・すべてのヒーローの原点にして頂点に君臨する“スーパーマン”を、『ダークナイト』のクリストファー・ノーランが製作、『ウォッチメン』『300<スリーハンドレッド>』のザック・スナイダーが監督した新たなスーパーマン誕生の物語『マン・オブ・スティール』が、2013年夏に公開を予定。
今回、スーパーマンの74年の歴史を覆す、特報映像と劇場用ポスター第1弾が公開となった。
公開された特報映像では、派手なアクションシーンなどは一切なく、誰もが知るあのテーマ曲も完全に封印。ダークで物静かなトーンの映像の中で、主人公クラーク・ケント(スーパーマン)が新聞記者ではなく、荒々しい海に繰り出す漁師としての姿や、放浪の旅の様子が描かれ、観る者に様々なストーリーを想起させる意味深な内容だ。
また映像は、主人公の父親役の二人、ケヴィン・コストナー版とラッセル・クロー版の2本が製作された。
スーパーマンが生まれた惑星クリプトンの実父ジョー=エルを演じるラッセル・クローが語る映像では「お前は人々の希望になる」とヒーローとしての宿命を諭され、クラーク・ケントとして地球で育て上げた養父ジョナサン・ケント役ケヴィン・コストナーのナレーションには「お前は特別な存在だ。善と悪、どちらの道を選ぼうとも、お前は世界を変える」と、特別な力を持つ息子に対して、その力の使い道は己で決断しなければならないという強いメッセージと父性を感じさせる内容となっている。
それはまるで、特殊な能力を持ち合わせ、ヒーローとして生きる事を宿命づけられたクラーク・ケントの葛藤を二人の父親のナレーションによって予見させるかのような構成だ。
同じ映像に、それぞれ別のナレーションが挿入されており、公開1年前から2本の特報を製作するのはハリウッドでも異例の試みだ。
一足先にお披露目された今年のコミコンでは、映像が初公開されるや否や、会場中が大喝采の嵐。
期待を大きく超える出来映えに、全米中で大きな話題となった。
劇場用ポスター第1弾は、お馴染みの【S】のマークを胸に刻むが、今までイメージを一新するダークで斬新なビジュアルを採用している。
映画「マン・オブ・スティール」は、2013年夏、全国超拡大公開
※PC、Android端末でご覧頂けます。