【A】2.168センチ
西部劇の名作「シェーン」('53年)のラストシーンが今なお語り草のアラン・ラッド。
高校時代は水泳選手として鳴らし、ダイビングのチャンピオンでもあった彼は、そのフィジカルを生かして1940年代のハリウッドで活劇スタートしてその名を轟かした。
だが、ラッドは西部劇で主役を張るには背が低すぎた。
公には168センチということになっているが、本当はもっと低かったという噂も。
1950年代にハリウッドで活躍した日本人俳優、早川雪洲も背が低く、女優と並んだ時に見劣りするため台の上に乗せられた。
そこから"セッシュウする"という業界用語が生まれたのだが、"セッシュウ"が市民権を得る前は同じ意味で"アラン・ラッドする"という表現があったらしい。
これって名誉なんだろうか?
(映画力がつく本:近代映画社刊より)