ストーリー、キャストを一新して生まれ変わった『アメイジング・スパイダーマン』の来日記者会見が13日、都内で行なわれた。
登場したのは、マーク・ウェブ監督、主役のアンドルー・ガーフィールド、ヒロイン役のエマ・ストーン、コナーズ博士役のリス・エヴァンズ、プロデューサーのマット・トルマック、アヴィ・アラドの6名。
挨拶の時も質問への返答の時も「ありがとうございます」と日本語で言っていたアンドルーは、「本当に純粋に夢がかなったという喜びでいっぱいだった。言葉でも絵画でも歌でも言い表す事ができないよ。とにかく今までで一番素晴らしい気持ちだった。」とスパイダーマンに抜擢された時の喜びを表現した。
スーツについては「かゆいし着心地は悪いし、トイレにも行きにくくて不便だよ。残念ながらそこで夢は崩壊したね。。。というのは冗談で、監督と衣装さんがデザインしたとても美しいスーツに圧倒されたね。今でも喜びがふつふつと沸いてくるくらいだよ。」と冗談を交えながら話した。
挨拶の時に緊張すると語っていたエマは、「スパイダーマンと3Dは完璧なマッチ。スパイダーマンのために3Dがあると言っても良いくらい。それにニューヨークの景色がとても美しく描かれていたのも嬉しかった。」と作品の感想を述べた。
今回が初の来日となるリスは、「本当は日本語が上手いんだけど、今日は英語で話すね。」と会場を和ませ、「3Dで自分の姿をみるのはとても奇妙だったよ。CGの中に自分がいて、そのリアルさに良い意味で嫌な気持ちになったし、同時に感動も覚えたよ。」と3Dについて話した。
本作について監督は、「プレッシャーは大きかったが、それよりもやっと夢がかなったという気持ちが大きかった。素晴らしいスタッフ&キャストと協力して創ることができるのは、毎日が光栄な気持ちの連続。これは一人の“人”の映画だと思っていて、彼の個人的な旅路を描ければ大きなアクションが現実的に感じられると思ったんだ。ひとつひとつの感情、ドキドキの加速、大きなスコープ、それらがこの映画で描けられていたらいいなと思っているよ。」と語った。
プロデューサーのマットは、「今回は“ピーター”の秘密に迫ろう、彼やその両親について描こうと考えたんだ。今までがスパイダーマンについてだとしたら、今回はピーターについての作品と言えるんじゃないかな。スパイダーマンは誰でも感情移入できるキャラクターだから、もし彼の主観でスイングできたら、彼の気持ちを味わえたらきっと素晴らしいだろうと思って。そのために、当時は技術がなかったけれど、今回は3Dでやるしかないとアヴィと話したんだ。」と前作までとの違いを明かした。
また、同じくプロデューサーのアヴィは、「まず未来を見据えた新しい物語、今私たちが生きている時代に合う作品にしたかった。そのために、自分を持っている賢い女性=グウェンというキャラクターがいて、エマが素晴らしい演技で魅せてくれた。ピーターもさまざまな経験をして、自分で自分の運命に向かっていく、そして責任を自覚し実行していく。それらをカタチにしてくれたのはマーク・ウェブ監督。彼は、恋愛、生きていくリアリティを描く素晴らしい才能を持っている。おかげでとても素晴らしい誇らしい作品になったよ。」と本作への自信を語った。
監督やアンドルーが壇上から携帯で記者席を撮影する姿もあり、アンドルーとエマがふざけあうような姿もあり、キャスト&スタッフの仲の良さを感じる記者会見だった。
映画『アメイジング・スパイダーマン』は、6月30日(土)TOHOシネマズ日劇ほか全国公開。
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