南仏・カンヌで開催されていた「第65回カンヌ国際映画祭」は27日閉幕した。
コンペティション部門で、最高賞のパルムドールに選出されたのは、脳卒中で倒れ半身麻痺になった妻と彼女を介護する夫の、老夫婦の愛を描くミヒャエル・ハネケ監督の『アムール』だった。
ハネケ監督は「白いリボン」に続き二度目のパルムドール。
日仏共同製作として出品されていた『ライク・サムワン・イン・ラブ』(アッバス・キアロスタミ監督)は惜しくも受賞を逃した。
他の主な受賞結果は以下の通り。
グランプリ…『リアリティー』(マッテオ・ガローネ監督)
女優賞…コズミナ・ストラタン、クリスティナ・フルトゥル(『丘を越えて』)
男優賞…マッツ・ミケルセン(『狩り』)
監督賞…カルロス・レイガダス監督(『闇の後の光』)
脚本賞…『丘を越えて』
審査員賞…『天使の取り分』(ケン・ローチ監督)
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