【A】2. ノー。
トビーは「スパイダーマン」('02年)への出演が決まってから、初めて原作に目を通した意外やアンチ・コミック派。
彼がオファーを承諾したのは脚本に惚れ込んだからとか。
公開に先駆けて行われた来日会見での彼のコメントを紹介しよう。「ごめん。スパイダーマンは、子供の僕にはヒーローじゃなかったんだ。だからキャスティングされた時に、原作や脚本を読ませてもらって、自分なりに必死になって役のイメージを練った。それ以上にサム(監督のサム・ライミ)のビジョンをいろいろ聞きながら、スパイダーマンをどのように演じるかを話し合った。監督の描いていたイメージに助けられたね。映画って、当たり前だけど自分だけじゃなにもできない。何百人もの人との共同作業だよね。だから、みんなでそれぞれのイメージやアイディアを出しあって、一緒に理想のスーパーヒーローを作り出したんだ。」だってさ。
ちなみに、トビーとの真逆のアメコミ・マニアは、新スーパーマンの候補にも挙がったニコラス・ケージあたりが代表格。
(映画力がつく本:近代映画社刊より)