3月30日、「タイタニック 3D」の来日記者会見が都内で行われ、ジェームズ・キャメロン監督が登場した。
「アバター」以来2年半ぶりの来日となる監督。
会見では、まず大好きな国である日本に戻ってこれた喜びを語り、東日本大震災について「改めて地震や津波で被害にあった方々にお見舞いを申し上げたいです。今回のことで日本人の強さを実感しましたし、見事なまでの立ち直りに敬意を表したいです。」と話した。
3D化について聞かれ、「時間も手間も非常にかかり、気の遠くなるような作業」と会場の看板を使って身振り手振り説明してくれた監督。
「それでもなぜ3D化したかを話させてください。」と前置きし、「まず1番の根本にあるのは3Dが好きだということです。それから、3Dにすることで新しい命を与えたかったんです。もう一度大きなスクリーンで新しいお客さんに観ていただきたかったんです。」と熱く語った。
また、3Dの方が2Dよりも感動したという言葉に対しては「リアリティがわき、作り物ではないという感覚が出るのだと思います。それによって、余計にストーリーにのめりこみ、人物に共感することができるからではないでしょうか。」と話した。
先日のマリアナ海溝の話が出ると、「マリアナ海溝に潜るのは8回目でした。今までの冒険が自然と大きくなって、今回につながったんです。」と言い、「冒険には危険がつきものだけど、そこから得るものがあります。その報いがあるというところに惹かれるんです。」と冒険の魅力を語った。
会見にはプロデューサーのジョン・ランドーが同席した。
映画「タイタニック 3D」は4月7日(土)より全国ロードショー。
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