第84回アカデミー賞®で、3度目のオスカーを受賞した名女優メリル・ストリープ。
そのメリル・ストリープの次女グレース・ガマーが『幸せの教室』で製作・監督を務めるトム・ハンクスに抜擢され、堂々たる演技を披露している。
グレース・ガマーは、6歳の時にメリルが主演したビレ・アウグスト監督の『愛と精霊の家』(93)で、母が演じたクララの子供時代を演じた。
高校では水泳部のキャプテンを務め、2008年に母メリルの母校でもあるヴァッサー大学を卒業。
大学では美術史とイタリア語を専攻しながら、ファッションブランドのザック ポーゼンのインターンとしても働いてデザインを学んでいた。
そんな彼女が『幸せの教室』でトムに抜擢され、2大オスカー俳優ジュリア・ロバーツとトム・ハンクスとの共演による本格的なメジャー作品への出演を果たした。
トム演じる主人公の同級生として、またジュリア演じる女性教師のもとスピーチを学ぶ生徒として、ラクロスが好きなナタリー役を演じている。
普段から大女優の娘という立場に甘んじず、自ら数々のオーディションに挑む努力家の一面を持つグレース。
その姿は劇中、スピーチの授業を通して、内面を見つめ、自らを成長させるナタリーと重なり合う。
撮影時には、なんとメリル本人がトムに直接電話をかけ、娘の事をお願いしていたという。
当の本人は撮影現場でジュリアの子どもたちの姿を見て、母メリルの撮影を見学した自身の幼少期を思い出したという。
舞台やドラマなど女優として頭角を現し始めたグレース・ガマー。
母やジュリアに続き、オスカー女優への道を歩み出した彼女の“第一歩”は見逃せない。
「幸せの教室」は、5月11日(金)より全国ロードショー
公式ホームページ