2月16日、「ヒューゴの不思議な発明」の来日記者会見が都内で行われ、マーティン・スコセッシ監督が登場した。
本作が作品賞、脚本賞など主要部門を含む11部門でオスカー候補になっていることについて「とても興奮しています。この映画は私にとって、これまでの映画とは異なるとてもパーソナルな、特別な作品です。私は年を重ねてから幼い娘を授かったのですが、現在12歳になるその娘は私にたくさんの影響を与えてくれ、今作にもそれが反映されています。」と語った。
映画作りで大切にしていることを聞かれると「個人的な接点がないと映画を作れないんです。だから、私は本物の映画監督ではないと思っています。本物の映画監督なら、どんな作品も上手に作ることができるはずなので。」と答えた。
また、ヒューゴはスコセッシ監督の少年時代なのではという指摘には「私自身は気付いていなかったが、妻とプロデューサーにも指摘されました。私は小さい頃喘息をもっていて、運動も自然の中で遊ぶことも禁止されていたので、良く父と映画を観に行きました。映画を通して、父との絆が深まりました。そういった幼い頃の思い出が、ヒューゴに表現されていると思います。」と少年時代を振り返りながら答えた。
映画「ヒューゴの不思議な発明」は、TOHOシネマズ有楽町ほかで3月1日(木)より全国ロードショー
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