「マネーボール」のフィリップ・シーモア・ホフマンが、「寒い国から帰ってきたスパイ」でおなじみのジョン・ル・カレの08年の小説「もっとも必要とされる男」A Most Wanted Manの映画化作への主演をオファーされている。
監督は「ラスト・ターゲット」「コントロール」のアントン・コービンなのでかなりスタイリッシュな映画になりそう。
現代の独ハンブルグにあるイスラム教のコミュニティに、チェチェンとロシアの混血の逃亡者が到着し亡父の遺産を手に入れようとし、ドイルの諜報組織のリーダーが彼の正体を解明しようとしていく。
撮影は9月にハンブルグで行われる予定。製作はチャンネル4他が担当。
ル・カレの作品は映画化作も多く、「ナイロビの蜂」「テイラー・オブ・パナマ」「ロシア・ハウス」や、今回のアカデミー賞でゲーリー・オールドマンがノミネートされた「裏切りのサーカス」の原作「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」も彼の作品。