「旅芸人の記録」「シテール島への船出」「霧の中の風景」などで日本でもファンの多かったギリシアの映画監督テオ・アンゲロプロスが1月24日オートバイにはねられ、搬送された病院で、脳出血での死亡が確認されたことをギリシア公営テレビが報じた。享年76歳。
アンゲロプロスはギリシアを代表する名匠として常に注目を集めてきた世界的な存在。80年には「アレクサンダー大王」でベネチア映画祭金獅子賞を、95年には「ユリシーズの瞳」でカンヌ映画祭審査員特別賞、98年の「永遠と一日」では同映画祭パルムドールを受賞している。