スティーブン・スピルバーグ監督最新作『戦火の馬』のロンドン ロイヤル・プレミアが現地時間8日(日本時間9日未明)に行われた。本プレミアは英国王室ウィリアム王子とハリー王子が運営する慈善団体のチャリティイベントとして開催された。
会場には欧州メディアを中心に約300人のマスコミ、500人以上のファンが集まった。レッドカーペットにはスピルバーグ監督、ジェレミー・アーヴァイン、トム・ヒドルストン、ベネディクト・カンバーバッチ、そして馬のジョーイらが登場。また、ウィリアム王子とキャサリン妃も登場。結婚後、初の映画プレミア公式出席で、キャサリン妃はアリス・バイ・テンパリーの黒のドレスで登場した。王子は小雨をさけるように、キャサリン妃に傘をさしかけ、1つの傘でゆっくりとレッドカーペットを歩かれた。
監督は過去にエリザベス女王が列席してのロイヤル・プレミアの経験があるが、ケンブリッジ公爵夫妻とは初対面で「とても名誉なことだ。」と感慨深げ。作品については「いわるゆ”戦争モノ”ではなく、”絆”というテーマを中心に描いている。」とコメント。主人公アルバートを演じたアーヴァインは「僕の姿を王室の方たちに観てもらえるだなんて信じられない気分。」と興奮気味。好きなシーンを聞かれると「どれか一つは選べない。どのシーンもとっても素晴らしいからね。」と語った。
『戦火の馬』は第一次世界大戦を舞台に、戦火の中を生き抜く馬と少年の絆の物語を中心に、悲劇の中でも希望を信じて立ち上がる人々の感動的なドラマを描く。
本作は3月2日より全国ロードショー。