独自の”マネーボール理論”で野球界の常識を変えたビリー・ビーンの半生を描く映画「マネーボール」の来日記者会見が11月10日、都内で行われ、主演のブラッド・ピットが登場した。
ブラッドは全身を黒でまとめたコーディネートで、笑顔で会見に登場。
本作はメジャーリーグを舞台にした作品だが、ブラッドはあまり野球を知らずに本作を作ったことを告白。「野球界というのはこの映画の背景としてあるもの。これは正義の話であり、負け犬というレッテルをはること、そして失敗や成功といった価値観は正しいのかどうか、そういうことを問う映画だと思います。」と本作について語ってくれた。
また家族について「日々戦い、挑戦の場であるけれど、いざ家族のもとに戻るとほっと一息とれる。とても貴重な存在です。」と今の彼の大きな支えとなっていることも語ってくれた。
質疑応答の最後には東日本大震災のことにふれ「皆さん一生懸命復興している姿はとても価値があり、インスピレーションを受けています。僕は世界中の色んなところに行きますが、世界中で日本の粘り強さについての話を聞きます。絶対忘れていません。みなさんの生きる力、復興にかける思いにとっても影響されています。」と日本へエールを送った。
会見の最後、東北楽天ゴールデンイーグルスのチーフスカウトをしている吹石徳一を父に持つ女優の吹石一恵が、ブラッドへ花束を贈呈し、この日の会見を終えた。
映画「マネーボール」は11月11日(金)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー。
NO1
NO2
※PC、スマートフォンでご覧頂けます。
他の会見、プレミア映像はこちら。