「ステイ・フレンズ」のジャスティン・ティンバーレークが、70年代にカサブランカ・レコーズを設立したニール・ボガードの伝記映画「黄金を廻す」Spinning the Goldに主演する。
カサブランカ・レコードの契約第1号は、後に人気ロックバンドとなるキッスだった。70年代後半にドナ・サマーやヴィレッジ・ピープルを世に送り出し、世界中にディスコ・ブームを巻き起こし、一方でブロードウォーク・レコードを設立して元ランナウェイズのジョーン・ジェットと契約した人物だが、82年にガンのためわずか39歳の若さで死去している。
脚本は、ニール・ボガード自身の息子ティム・ボガードが執筆。彼は「これはある個人の伝記だというだけではない。夢以外には何も持っていない若者が、すべてが可能だと信じて生きるときのリスクを描くことに意義があると考えている」と語っている。製作はティム・ボガードとティンバーレークが経営するボードウォーク・ウィルムズ。2012年末までには撮影開始する予定。
また、かつてキッスのジーン・シモンズもこの伝記映画を企画していると発言したことがあり、そのときには主人公役に「オースティン・パワーズ」のマイク・マイヤーズか「モンスター上司」のケヴィン・スペーシーを希望していた。