【A】
ポール・マッカートニー
フランコ・ゼフィレッリ監督は自伝『ゼフィレッリ自伝』(創元 ライブラリ文庫)の中で、巨匠ルキノ・ヴィスコンティに取り入って映画界への足がかりを掴んだことなど、意外なエピソードを提供している。
意外といえばゼフィレッリ監督が「ロミオとジュリエット」のロミオ役を最初にオファーしたのがポール・マッカートニーだったこと。ポールの無垢な風貌が悲恋の主人公にはピッタリだったのだが、ポールはゼフィレッリ監督の申し出を断り、ロミオ役は同じイギリスの新人、レナード・ホワイティングが演じてアイドルの仲間入り。が、ホワイティングは1990年以降、俳優の仕事はしてません。
(映画力がつく本:近代映画社刊より)