【A】
1. イエス。
自作の映画化に際し、ヘミングウェーが最も拘ったのはキャスティング。
特に、原作執筆中から頭にイメージしていたというイングリッド・バーグマンを、どうしてもマリア役にとプロデューサーに対して主張したと言われる。
そのため、すでにマリア役に決まり、髪を短くカットしてクランクインに備えていたスペイン人女優、ヴェラ・ゾニアはお役ご免となり、原作者の主張通りバーグマンがマリア役に収まった。また、ロバート・ジョーダン役のゲーリー・クーパーもヘミングウェーの一声で決まったという。
(映画力がつく本:近代映画社刊より)