映画「シャンハイ」の舞台挨拶付特別試写会が8月16日、都内で行われた。
当日は「1408号室」「ザ・ライト-エクソシストの真実-」のミカエル・ハフストローム監督と、日本人大佐タナカを演じた渡辺謙、物語のカギを握る謎の女スミコを演じた菊池凛子の3人が登場した。
本作は太平洋戦争開戦前夜の上海を舞台に、巨大な陰謀に巻き込まれていく5人の男女を描いたサスペンス大作。
ミカエル・ハフストローム監督は「初めての日本訪問で、本作で来日できたことを嬉しく思います。」と来日の喜びをコメント。また、「ダークな題材ですが、現場は楽しかったです。文化的な背景の面では、キャストのみんなに協力してもらって、みんなで一緒に作った部分もある。特別な一本として印象深い作品です。」と撮影を振り返り作品への思いを語った。
共演者の中国人マフィアの妻アンナを演じたコン・リーについて聞かれた菊池凛子は「撮影現場では蚊が多くて、私は虫よけ対策をしていましたが、彼女は蚊に全く刺されず涼しい顔をして汗もかかず、すごい女優さんだなと思いました。」と回答。すると「そんなことですか!」とすかさず渡辺謙からのするどいツッコミが入り、いいコンビネーションをみせた。また、中国人マフィアのアンソニー・ランティンを演じたチョウ・ユンファについては「憧れのいいおっちゃん!」と笑顔で答え、会場から笑いが起こる一面も。
映画「シャンハイ」は8月20日(土)より、丸の内ピカデリー他全国ロードショー。
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