「ノウイング」のアレックス・プロヤス監督が、17世紀の英国詩人ジョン・ミルトンの叙事詩「失楽園」を映画化する「失楽園」Paradise Lostで、堕天使である悪魔ルシファーを「リミットレス」のブラッドリー・クーパーが演じることは既報の通りだが、彼に敵対する大天使ミカエル役が決定。「父親たちの星条旗」「愛についてのキンゼイ・レポート」のベンジャミン・ウォーカーが演じることになった。
彼は舞台俳優出身で、2012年の20世紀フォックスの夏休みアクション大作「エイブラハム・リンカーン:バンパイア・ハンター」Abraham Lincoln: Vampire Hunterで、主人公である若き日のリンカーンを演じている注目株。
本作は、神に反逆して堕天使となったルシファーの複雑な心理と、彼の策略によってアダムとイブがエデンの園を去ることになるいきさつを描くもの。プロヤス監督によれば、映画は文芸作品というより壮大なアクション・エンターテインメント。ルシファーと、彼を裏切った父と兄弟たちのドラマとして描き、大規模な戦闘シーンが計3回登場。それぞれ天国、地獄、エデンの園を舞台に描かれるという。しかも3D映画になる予定だと語っている。
映画はレジェンダリー・ピクチャーズ製作、2013年末全米公開予定。