「オーシャンズ」シリーズなど数々のヒット作を持つ人気監督スティーヴン・ソーダーバーグが、なんとセカンド・ユニットの監督を務めることになった。
その作品は、日本でも同名で刊行されている、スーザン・コリンズの全米ベストセラー小説を映画化するSFアクション大作「ハンガー・ゲーム」The Hunger Games。3000年後のアメリカ大陸、12に分けられた地区を代表する少年少女が、最後の1人になるまで互いに殺し合うゲームに参加させられる。
「ウィンターズ・ボーン」のジェニファー・ローレンスが主演、「ラスト・ソング」のリーアム・ヘムズワース、「キッズ・オールライト」のジョッシュ・ハッチャースンら若手俳優が共演する注目作だ。監督は「シービスケット」「カラー・オブ・ハート」のゲーリー・ロス。
そんな作品の、しかも第二監督をなぜソーダーバーグが引き受けたのかというと、その理由は、ロス監督がずっと前から親しくしている親友だから。撮影時間が足りなくなって焦っている親友のために、ソーダーバーグが助っ人を買って出たという。原作ファンもこんな助っ人なら大喜びだろう。
映画は2012年3月23日の全米公開を目差して撮影中。ライオンズゲート他が製作、全米以外の配給はワーナー・ブラザース。