ジョニー・デップが「夜になるまえに」で組んだジュリアン・シュナーベル監督の新作に主演するかもしれない。その新作はニック・トーシュの同名ベストセラー小説を映画化する「ダンテの遺稿」In the Hand of Dante。
2つの物語を平行して描く作品で、ひとつは14世紀のイタリアで「神曲」を執筆するダンテの物語。もうひとつは2001年のニューヨークに住む作家ニックの物語。ダンテの「神曲」の直筆原稿ではないかと思われる原稿が発見され、作家ニックがその真偽を鑑定することになるが、何者かがその遺稿を狙う。ジョニーの製作プロダクション、インフィニタム・ニヒルが映画化権を取得、ジョニーは作家ニックを演じる予定。
また、ジョニーの製作プロは、ディズニーと共同で2作品を製作する。1作は70年代の人気TVシリーズ「事件記者コルチャック」The Night Stalkerの映画版リメイク。事件記者が超常現象的な事件を追うドラマで「X-ファイル」に影響を与えた作品としても有名。もう1作は、タイトル未定の、アメリカ独立戦争前夜に伝令として活躍した英雄ポール・リヴィアの伝記映画。どちらもディズニーはジョニーの主演を希望しているという。