ジョニー・デップはコミック映画化作のプロデューサーを務める。原作は、「ヘルボーイ」や「シン・シティ」など大人向けコミックを刊行するダークホース社から刊行された、アーヴィッド・ネルソンとエリック・ジョンスンの「レックス・ムンディ」Rex Mundi。レックス・ムンディとはラテン語で「世界の王」のこと。
舞台は、魔法が実際に存在する、異世界の1933年のヨーロッパ。ある司祭の奇妙な死を契機に、孤児の少年が聖杯を求める旅に出ることになるが、その背後にはヨーロッパ中世のプロテスタントとカトリックの抗争を巡る壮大な陰謀があることが判明していく。異端カタリ派なども登場する実際の中世史を踏まえた大人向きのストーリーだ。
脚本は「ファイト・クラブ」「ジャンパー」のジム・ウールスが執筆し、ワーナー・ブラザースが製作を担当。
ちなみにジョニーは2011年の「ラム・ダイアリー」The Rum Diaryでプロデューサー業に進出、続いて今後の新作「ユゴー・カブレ」Hugo Cabret、「ダーク・シャドウズ」Dark Shadows、「クール・ウォーター」Cool Waterの製作を手掛けており、今後はプロデューサーとしても活躍しそうだ。