「ブラック・スワン」でバレリーナ役を演じたナタリー・ポートマンのバレエについて、ナタリーのダンス場面の代役を演じたバレリーナが気になる発言。
アメリカン・バレエ・シアターのソリスト、サラ・レーンが「全身を映した場面で、ナタリーが踊っているのは5%」、これについて話さないよう、プロデューサーに口止めされたと雑誌の取材で語ったのだ。
が、すぐに監督のダーレン・アロノフスキーが反論。「ダンスシーンは全部で139ショット。そのうちナタリーが踊ったのは111ショット、サラは24ショット。だから80%ナタリーだ。しかもサラのダンスを使ったのはワイドショットで、1秒未満。複雑な長いダンスシーンが2カ所あり、そこは顔だけナタリーに差し替えた。時間的には90%以上がナタリーだ」と断言。
また、映画でナタリーのライバル役を演じたミラ・クニスもナタリーを擁護している。「こんな論争が起きて、みんなの注意を集めるなんて残念。ナタリーの素晴らしさは、彼女が自分でターンを出来たかどうかじゃないのに。ダンスの代役は私にもいたけど、それは私が出来なかった場合のセーフティ・ネットよ。でもナタリーも私も自分自身で踊った。それは誰にも否定できないはずよ」。