映画「ツーリスト」のジャパンプレミアのレッドカーペットイベントが3月3日、都内で行われた。ゲストにはジョニー・デップとフラリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督が登場。当日は約1000人のファンが寒空の中、会場に詰め替けた。
開始予定時刻を1時間ほど過ぎた頃、ゲスト2人が車で登場。ジョニー・デップの姿が現れると、会場からは黄色い大きな歓声がわき、一気に熱気に満ちた。
ジョニー・デップはまずマスコミとの取材に全て応じた後、ファンのもとへ。会場の端から端まで心を込めてサインや握手に応じ、ファンとのトークに花を咲かせる場面もあった。監督もマスコミへの取材に応じながら、ファンへサインや握手などに応じた。
約1時間のファンサービスを終えた後、2人はステージ上に登壇。ジョニーは「今日はありがとう!寒い中、何時間も待ってくれて、皆さんのサポートを感じています。日本は世界で最高の場所といつも思っているよ。」と感謝の気持ちを言葉にした。
司会者に映画の中で好きなシーンはどこかをきかれた監督は「この映画にはロマンスもサスペンスもあります。特に好きなのは、ジョニーとアンジェリーナのキスシーンが一番好きです(笑)」と答えた後「ジョニー・デップはアドリブが多くて。ある時、「ボンジョルノ」を「ボン・ジョヴィ!」といったんだ。ジョニーのそういうところが好きです。」と撮影時のエピソードも語ってくれた。
また、アフガニスタンでの慈善事業のため今回来日できなかったアンジェリーナ・ジョリーの印象について聞かれたジョニーは「初めて会うまで、どんな人だか知らなかったんだ。常に彼女とブラッドは注目の的だけど、彼らは明らかに他と違う。地に足がついた考えを持ち、いいお母さんとお父さんなんだ。ここに一番、驚いたよ。」と丁寧にこたえた。
この日はひな祭りということから、会場に集まったファンへのサプライズ企画が行われた。集まったファンの中から抽選で選ばれた4人の女性が、ジョニーと監督からひなあられをプレゼントされるというもの。ジョニーが1人1人にひなあられを手渡しし、ハグをしたところ、感激のあまりに泣きだす人も。
イベントの最後にジョニーは「またすぐに戻ってくるよ!」と話し、会場を後にした。
映画「ツーリスト」は3月5日から全国ロードショー。