【A】当時の妻で脚本家のメリッサ・マティスン。
「レイダース/失われたアーク」('81年)のインディ・ジョーンズ役を第1候補だったトム・セレック(TV「私立探偵マグナム」で超人気だったセクシーガイ)に断られ、後任の人選に苦慮していたスティーブン・スピルバーグの耳元で、しきりに当時の夫であるハリソン・フォードの名前を囁き続けたのは、「E.T.」の脚本家として知られるメリッサ・マティスンだった。
その甲斐あって、フォードはインディ役をゲットし、1980年代のハリウッドを全速力で駆け抜けることになる。フォードとマティスンは2004年6月、21年間の夫婦生活にピリオドを打つが、その際フォードが払った慰謝料はハリウッド史上最高額だったという噂。
そりゃあ、自分をスターダムに押し上げてくれた恩人だもの、仕方ないよね。
(映画力がつく本:近代映画社刊より)