映画「トロン:レガシー」の記者会見が11月29日、都内で行われ、クオラ役を演じたオリヴィア・ワイルド、プロデューサーのショーン・ベイリー、監督のジョセフ・コジンスキーの3人が登場した。
「トロン:レガシー」は、1982年に製作された映画「トロン」の続編にあたる作品。デジタル界のカリスマと言われた父親が失踪してから20年。その息子サムは父からの謎のメッセージによってコンピューターの中の世界に入り込む。そこは父親が作り上げた”理想の世界”。しかし正体不明の敵に襲われ、命を狙われ、謎の女性クオラに助けられる。果たして父親の行方は?人類の存亡を脅かすこの世界の秘密とは…?最新のCG技術と3Dを融合させたSFアクション。
会見では、3人とも「こんにちは」や「おはようございます」など日本語を交えながら挨拶。
役作りについてオリヴィアは「人間味を取り除くと観客が感情移入が出来ない。なので、人間と技術の一番いいところ、人間は思いやり、技術は超人的な強さや速度などをとりいれました。」と答えた。
また、この作品の特徴といえるトロンスーツを着た感想について聞かれると「スーツを着られたことは凄く名誉なこと。スーツ自体が発光するのですが、初めて発光させた時は素晴らしい感覚を覚え、キャラクターにも適切なものだと思いました。出来あがった3D映像でこのスーツ姿を観た時、とても綺麗で素晴らしいと思いました。」と感慨深げに話した。
プロデューサーのショーンは革新的な映像を作るにあたり「最新の技術で際立つものが3つ。それは映画「アバター」で使ったカメラよりも更に進化したカメラを使ったこと、ジェフ・ブリッジスをデジタルで若返った俳優として出演させたデジタルアクター、スーツが実際に発光する、その3つが重なったシーンを描くときは大変時間もかかり複雑で大変でした。」と技術的な難しさがあったことを語った。
また、本作は3年前から計画していたそうで作品を作り上げる上で「ストーリーが非常に大事だと思っていました。そして、今までに見たことのない映像を作りたいと思っていました。音楽、映像、ストーリー、この3つを意識して作りました。」と意識していたことを語った。
初監督作品としての感想をきかれたジョセフ・コジンスキー監督は「とてもエキサイティングで光栄なこと。3年間も携われ、学ぶことも多く、素敵なキャスト、スタッフに恵まれ、大変光栄でした。」と感動を語った。
また、本作についてショーンは「オリジナルのスティーブン・リスバーガーさん、ジェフ・ブリッジスさんに関わってもらえて本当に光栄。そして、本作は続編といっても、独立型の続編。オリジナルを知らなくても楽しんでもらえる作品だと思います。」と本作について語った。
「トロン:レガシー」は12月17日、全世界同時公開。