フランス、ヌーベルバーグの旗手の一人として活躍したクロード・シャブロル監督が9月12日にパリで亡くなった。享年80歳。
フランスの映画誌「カイエ・デュ・シネマ」で評論活動をしていたことがきっかけで映画界入りし、当時の新世代だったジャン・リュック・ゴダールやフランソワ・トリュフォーと共に、「いとこ同志」などの作品でヌーベルバーグを牽引する役割を担った。そのユニークな風貌から俳優として登場する事も多かった。
代表作には「美しきセルジュ」「二重の鍵」「交換結婚」「主婦マリーがしたこと」「ボヴァリー夫人」「石の微笑」など。遺作はジェラール・ドパルデュー主演の『ベラミー』だった。三度結婚し、三番目の夫人は女優のステファーヌ・オードラン。