クリストファー・ノーラン監督最新作「インセプション」来日会見が21日、都内で行われ、ノーラン監督と共に主演のレオナルド・ディカプリオ、渡辺謙、プロデューサーのエマ・トーマスが出席した。

同作は他人の夢の中に入り込み、アイデアを盗む犯罪リーダー、ドム・コブが陥る危機を描いた次世代アクション大作。

ディカプリオは「東京での2日間の撮影がこの映画のテイストを決めたということもあり、ここに戻ってこられて嬉しく思っています。」と来日の喜びを語った。また、日本公開について「非常にエキサイティングなこと。なぜなら、日本の方は新しいアイデアにオープンで、シュールな世界観にも躊躇せず飛びこんできてくれる。今回の映画は発想がユニークな上に構造が複雑でシュール。反応を楽しみにしています。」と熱く語ったが、少しコメントが長かったことを反省し「次回からは短くまとめてお答えします。」と苦笑いを浮かべる場面もあった。

共演者の渡辺謙は物語の鍵を握る役を演じた。監督からのリクエストについて「ジェームズ・ボンドみたいに演じてほしいと言われたが、残念ながらボンドガールは用意されていなかった」と冗談交じりに語り、会場を和ませた。

「インセプション」は7月23日全国公開。