4月に破局したメル・ギブスンの元恋人でロシア人歌手のオクサナ・グリゴリエバが、1月にマリブの自宅でメルに暴力を振るわれたとしてメルに対する接近禁止令を申請した件で、ロサンゼルスの保安官事務所が7月8日、調査に乗り出した。オクサナは、メルに2度殴られて、歯も折ったと主張、その際に彼女は当時生後8ヶ月だった娘ルシアちゃんを抱いていたとのことで、赤ん坊への危険の可能性も踏まえて、メルへの追求は激しくなりそうだ。
一方、メルの弁護士はオクサナの主張を否定し、彼女が歯科医に行ったのは美容のためで、逆にオクサナに接近禁止例を発行したと発言している。ちなみに2人は4月の破局以来、娘ルシアちゃんの養育権や面会などについて法廷で抗争中。2人がケンカの原因は、オクサナがメルからの経済的な援助について不満があるからだとも言われている。
また、メルがオクサナとの口論の中で、人種差別発言をしている音声がネットに流出し、こちらも波紋を呼んでいる。この音声はオクサナが録音したものだと思われていたが、彼女の弁護士がこれを否定したため、現在はこの音声がどこから出たものかは不明な状況だ。こうした一連の騒動に手を焼いたメルのマネージメントを担当するタレント・エージェンシーのウィリアム・モリス・エンデヴァー・エンターテーンメントは、彼の代理人業を今後一切しないと事実上解雇ととれる発表をしたが、一体メルの映画人生命はどうなってしまうのか心配されるところだ。