「ザ・バンク 落ちた巨像」のトム・ティクヴァ監督の新作に人気スターが集結しそう。
その新作はブッカー賞に3度連続ノミネートされた英国の注目作家デーヴィッド・ミッチェルの同名小説を映画化する「クラウド・アトラス」Cloud Atlas。さまざまな時代、さまざまなジャンルの6つの物語が、全体でひとつの大きな物語を構成するという異色作。1850年代に大西洋を公開するアメリカの旅行者、1930年代のベルギーで秘書をする英国人音楽家、1970年代のカリフォルニアで原子力研究所を発見するジャーナリスト、看病のため自宅から出られない現代英国の出版者、近未来の韓国で収監されている政治犯、遠い未来のキャンプファイアで語るハワイの部族民、これら6人の物語で構成されていく。
出演候補となっているのが「天使と悪魔」のトム・ハンクス、「ジェイン・オースティン 秘められた恋」のジェームズ・マカヴォイ、「マイ・ブラザー」のナタリー・ポートマン、「ダ・ヴィンチ・コード」のイーアン・マッケラン、「悲しみが乾くまで」のハリー・ベリー。彼らがどの役を演じるのかは明かされていないが、実現すれば豪華キャストになる。脚本はティクヴァと「マトリックス」3部作のウォシャウスキー兄弟が執筆し、2011年初頭の撮影開始を目差している。