答えは『史上最低の映画監督』です。
詳しくは映画「エド・ウッド」(94年)に描かれているが、エド・ウッド=エドワード・デイヴィス・ウッド・ジュニアはハリウッドで低予算映画を作り続けていた映画監督で、製作した映画すべてが陳腐で最悪の出来だったために、『史上最低の映画監督』と呼ばれるようになった。最後には無一文になり、'78年に54歳の若さで亡くなったが、映画史からも彼の存在は長く忘れ去られていた。そんな彼が再び注目を集めたのは、80年代になってから。「プラン9フロム・アウター・スペース」(56年)などウッドの作品が深夜テレビで放送されるようになり、一部でカルト的なファンを獲得するようになった。彼の自伝映画「エド・ウッド」の監督を務めたティム・バートンはもちろん、ジョン・ウォーターズ、クェンティン・タランティーノらもエドのファンだといわれている。
(映画力がつく本 Part2『ジョニー・デップ100シークレッツ』近代映画社刊より)
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