「アリス・イン・ワンダーランド」のティム・バートン監督が、「アダムス・ファミリー」The Addams Familyを3Dのストップモーション・アニメで映画化する。「アダムス・ファミリー」は、もともとは1932年からチャールズ・アダムズが雑誌「ニューヨーカー」で連載したコミックで、ブキミなモノが大好きな一家を描くホラー・コメディ。1964年には米ABCが実写TVシリーズを製作、73年には「原始家族フリントストーン」などで知られるハンナ=バーベラ・プロダクションがアニメ版を製作。また、1991年製作のバリー・ゾネンフェルド監督、ロール・ジュリア、アンジェリカ・ヒューストン、クリスティナ・リッチー共演の映画化作「アダムス・ファミリー」は大ヒットし、1993年に続編も製作された。今回のバートン監督の3Dストップモーション・アニメ版は、これまでのアニメや映画とは異なり、よりオリジナルのコミックに忠実な、大人向けのウィットに富む内容になると見られている。
また、バートン監督は、現在、彼自身の1984年の短編「フランケンウィーニー」を3Dのストップモーション・アニメ化する企画を進めており、この作品のために開発した技術が「アダムス・ファミリー」でも用いられるに違いない。