「アリス・イン・ワンダーランド」のジョニー・デップと、彼の私生活のパートナー、ヴァネッサ・パラディが映画で初共演するかもしれない。その映画「私のアメリカの恋人」My American Loverは、ジョニーとは「ショコラ」「ギルバート・グレイプ」で組んでいるラーセ・ハルストレム監督の新作で、“第二の性”で知られる20世紀フランスの実存主義哲学者シモーヌ・ボーヴォワールを描くもの。ボーヴォワールはジャン・ポール・サルトルの実質上の妻だったが、2人は結婚せず、40年代後半には彼女は「黄金の腕」のアメリカ作家ネルソン・オルグレンと交際し、いっしょに南米を旅行した。オルグレンはサルトルとは対照的なマッチョなキャラクターだったと言われている。この映画でヴァネッサはボーヴォワール役、ジョニーはオルグレン役をオファーされていて、現在検討中。ジョニーとヴァネッサは実質的なパートナーだが結婚はしておらず、契約よりも自由意志を尊重する姿勢はサルトル&ボーヴォワールと同じ?