「メッセージ」のドニ・ヴィルヌーヴ監督
5月19日より日本公開の「メッセージ」でアカデミー賞候補となり、続いて「ブレードランナー」の続編を控えたドニ・ヴィルヌーヴ監督が、いま映画ファンの熱い視線を集めています。待望の来日インタビューをお届けしましょう。
これは名作SF小説といわれる『あなたの人生の物語』(テッド・チャン著)の映像化作品でもある。脚色は難しかったのでは。
『最初に書いた脚本はもっとSF色が強かったですが、小説にある「言語」というテーマから離れない方がいいと考えました。観客に最初からすべてを明かさず、ちょうどいいバランスの情報量にするのが難しかったですね』
また『SF的によくあるパターンに陥らないように気を付けました』とも。
その手法によって我々観客は想像力を刺激される。
『観客も映画の挑戦を受けて立ちたいと考えていると思います。私は観客の想像力を信じています。「2001年宇宙の旅」のような観客に解釈を要求するような詩的な作品が好きです。自分もそういう作品を作れたらいいなと思っています。今回この映画を引き受けたのはいい脚本とめぐりあえたからです』
次回作「ブレードランナー2049」もまたいい脚本とめぐり会えたからひきうけたという。
『10歳の時に「スター・ウォーズ」を見て大好きになった私は、「ブレードランナー」を見た時、初めて大人のSFを見たと感じました。私の世代でこの映画の影響を受けていない監督はいないのでは?』
と語り、10月の公開への期待感をあおってくれた。
(SCREEN7月号も併せてお読みください)
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